タイ・バンコクの駐在員の医療事情について

  • 4月 13, 2019
  • 4月 22, 2019
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バンコクの駐在員になることが決まって、もうすぐ赴任することになる読者様。

それなりに準備はしているけど、頭の中でぐるぐると不安が渦巻いているのは「バンコクの医療事情」という方も少なくないのではないでしょうか。

 

「日本のように病気になったらすぐに病院に駆け込めるの?」

「病院にかかれても、莫大な医療費を請求されるのでは?」

 

この記事では、はじめてバンコクに長期で滞在する人にぜひ読んで頂きたい、バンコクの医療事情に関してお話ししていきます。海外での病院治療代は高額になるものです。駐在前には事前に会社へ確認を行いましょう。駐在員の給料体系に関してはこちらの記事でわかります。

 

バンコクの駐在員の医療保険はどうなっているの?

バンコクだけに限らず、海外の医療費は日本とは桁違いに高いというのを聞いたことはありませんか?

 

特にバンコクで駐在員として滞在するのでしたら、現地での事故や突然の手術に備えて医療保険は絶対に入っておいたほうがいいでしょう。

併せて通常の医療保険では「歯の治療」は適用されないのも有名な話ですよね。虫歯があったり親知らずが不安な方は、必ず日本で歯科治療をされてからバンコクへ渡ってください。

 

駐在員として医療保険に入るとなれば、以下の4つの選択肢が考えられます。

 

①日本で海外の治療も保障してくれる保険に入っていく

②1,2年の滞在と決まっているのであれば海外旅行保険を使う

③会社の社会保険制度に入る

④現地の民間の保険に入る

 

の4つの選択肢があります。

 

まれにクレジットカード付帯の保険に入ると言う方もいらっしゃいますが、カードによって保障金額の差も異なります。つまり、大きな病気を患ったりすると補償額が足りないという事態も想定しなければなりません。期間も短く最長で3ヶ月というケースもありますので、あまりオススメはしません。

 

駐在員の医療保険は会社負担?それとも個人負担?

もし駐在員として会社で働くのであれば、上記③の会社の社会保険に加入することになると思われます。基本的には外国籍の方でも問題なく、必要最低限の治療を受けることができます。

 

また

 

・保険料の自己負担は給与の5%

・1箇所に指定される登録病院では医療費が0!もちろん薬代も0!

・歯科治療が年900バーツまではカバー!

 

以上3点に関しては、現地駐在の日本人の中でも大きな利点として捉えられています。

 

利用が制限されてしまう場合も考慮を

一方でデメリットとしては、日本人御用達のバムルンラード病院、バンコク病院、サミティベート病院は指定病院ではないため使えないという点は無視できません。

また本人だけの保険であり、もし配偶者や子供さんがいる場合は一緒には入れません。

つまり本人以外は、必然的に個人負担ということになってしまいます。

 

「日本で海外の治療も保障してくれる保険に入っていく」選択肢に関して

それでは①「日本で海外の治療も保障してくれる保険に入っていく」と言う選択肢を取ってみましょう。

 

日本の国民健康保険に加入されていた方に限るのですが、海外療養費という制度があります。これは海外で治療をした際にかかった費用は一旦自己負担した上で、日本に帰国された時に、日本で同様の治療をした際の医療費相当額の7割を返還請求できるという制度です。

 

日本で国民健康保険に加入されていた方で、バンコクでも継続して加入されている方はこの方法で問題ないかもしれませんね。

 

「現地の民間の保険に入る」選択肢に関して

一方で日本在住時、国民健康保険に入っていなかったと言う方は④「現地の民間の保険に入る」という選択肢を取ってみましょう。

 

以下より現地在住日本人にも比較的口コミや評判が良い、おすすめの4つの保険会社をご紹介します。

 

・Aetna Health Insurance(アテナ)

アメリカの保険会社で、65歳以下の方が対象です。

もちろんアメリカ以外の国の人でも加入することができ、キャッシュレスで保険の利用をすることができます。

以前はBupaという会社名でしたが、Aetnaに改名されました。

加入した後30日たってからじゃないと、保険が適応されないところが難点です。

 

・パシフィック・クロス医療保険

こちらはタイの保険会社です。

この保険は会社の社会保険ではだめだったバムルンラード病院やサミティベート病院でも適応されるところが一押しです!

 

・邦人医療共済保険(AIA)

こちらはタイで働く日本人のために作られた邦人団体保険です。

本人だけでなく配偶者や子供さんも入ることが出来、大体は65歳以下対象なのですが、65歳から90歳までの方も入れる保険もあります。

もちろん18歳未満の保障プランだってありますよ。

日本語も対応されているので安心です!

 

・泰日共済組合(TJDA)

こちらもタイで働く日本人、日本人の配偶者や子供、日系企業の社員を対象とした保険会社です。

もちろん日本語対応可能!

PLUSスタンダードプランだとバムルンラード病院やサミティベート病院の医療費が特別割引されたり、保険だけでなく税務や法律相談もしてくれる頼もしい味方です!

こちらは15歳から65歳未満の方が対象です。

 

バンコクの海外医療保険は値段はいくら?

上記4つの代表的な保険会社をご紹介しましたが、気になる各会社の保険料を見ていきましょう。

 

・Aetna Health Insurance(アテナ)

プラン

保険料

保障例

エメラルドプラン

14,088バーツ/年

入院1回50万バーツまで

ルビープラン

10,656バーツ/年

入院1回40万バーツまで

サファイアプラン

6,516バーツ/年

入院1回30万バーツまで

 

*1バーツ=3円計算

1年にかける保険料はお安めですよね。

サファイアプランだと1年におよそ日本円で19,000円ほどの保険料を払えばいいということになります。

 

・パシフィック・クロス医療保険

4つのプランがあり、スタンダードエクストラというプランでは1年に18,349バーツを払えば部屋代も1日4,000バーツまで、手術費も100,000バーツまで保障してくれます。

1つのプランの例なので、HPもぜひ参照ください。

 

・邦人医療共済保険(AIA)

本人のみの場合 通院給付なし 21,021バーツ/年

        通院給付あり 30,518バーツ/年

保障としては部屋代1日7,000バーツまで、手術費は90,000バーツまで保障されます。

他3社と比較し保険料は決して安くありませんが、日本語対応が出来るということがいいところですよね。

 

・泰日共済組合(TJDA)

プラン

保険料

保障例

スタンダードプラン

(通院給付なし)

18,000バーツ/年

部屋代1日8,000バーツまで

手術費75,000バーツまで

PLUSスタンダードプラン

(通院給付あり)

36,000バーツ/年

部屋代1日8,000バーツまで

手術費105,000バーツまで

 

こちらは医療保険と生命保険が一緒にされたプランなので、スタンダードプランだけでも他の保険会社よりもお手軽かもしれません。

 

 

気になる!バンコクの医療水準は?

さて、ここでそもそもの話、バンコクの病院は医療水準は高いのでしょうか?日本と同じくらいなのでしょうか?

 

答えは「医療水準は高い」です。

地域によって多少差はありますが、主要都市や代表的な私立病院では日本と遜色ありません。

特にバンコクの私立病院の医療水準は高いと言われています。

多くの医師がヨーロッパや日本に留学して研修を受けてきているのがその理由と言えるのではないでしょうか。

 

バンコクのどこの病院に行けば安心出来る?サミティベート病院?

特に初めて駐在でバンコクに滞在する方でしたら、市内のどこの病院に行けばいいかなんて分かりませんよね。

筆者が実際に体験した病院も含めて、4つのオススメの病院をお伝えします!

 

①バンコク病院

年中無休24時間体制の病院で、東南アジア地区で最も大きい私立病院です。

毎日2,500人の患者が来院し、550床のベッドがあります。

現在では日本だけでなく、アラブの国からの患者数が増加したことで、アラブ人専用外来ができるほど。

医療水準の高さが認められている証拠ですよね。

 

②バムルンラード・インターナショナル病院

こちらも年中無休24間体制の病院で、医療水準の高さから近隣国から通院している人もいるほどとか。

1日で3,500人ほどの患者がこられ、外国の医師免許を持つ方も多いそう。

今は外来の患者を6,000人受け入れられるよう改装しています。

「ライバルは5つ星ホテル」と掲げているそうで、待ち時間や入院中も快適に過ごせるよう配慮をしてくれます。

 

③サミティベート病院

最新の医療機器を完備し、東南アジア地区でも一流の私立病院となります。医療水準も高く信頼も大きいです。

2017年に日本国外で初めて「日本医療機能評価機構」に評価をうけましたことでも話題に挙がりました。スワンナプーム国際空港にも診療所をおいているという点は特筆に値します。

 

④ラーマ9世病院

あまり目にかからない病院ですが、年中無休24時間体制です。

200人の医師をかかえるバンコクでも大規模な総合私立病院の1つに当たります。

ここは日本医科歯科大学卒業のお医者さんがいることから、特に日本人にとっては「歯のことならここで」という方も少なくありません。

 

日本人専用病院の設備は?

日本で病院というと、暗くて冷たいイメージを持つ方も少なくないと思われます。行くだけで嫌な気持ちになるという方もいますよね。

 

しかしバンコクは違います!

 

特にバムルンラード病院はホスピタルビルの2階にスタバやマクドナルドのあるフードコートがあるんですよ。

さながらショッピングモールのようですよ。

全室無料Wi-fiもあり、アメニティも充実。ルームサービスだってあるんです。

日本のビジネスホテルに泊まるより良さそうですよね。

 

バンコク病院やサミティベート病院に関してもホテルのような綺麗さはもちろん、カフェやレストランも併設されています。サミティベート病院に至っては日本の外食チェーン店「大戸屋」があるんです。

 

病院では日本語が通じるの?

やはり私たち日本人がバンコクの病院を受診するに当たって、心配なのは言語の問題。

病気となると余計に細かく症状を伝えたいのに、タイ語は使えない!となると、非常事態ですよね。

一方で、先に挙げた4つの病院は日本語が通じるのでしょうか?

 

①バンコク病院

日本語対応はOK!

通訳はなんと20名所属し、常に8人は常駐してくれています。

病院の中に入ってみると分かりますが、いたるところに日本語表記があり安心します。

日本語を話す医師やタイ国医師免許を持っている日本人医師もいます。

日本語コールセンターもあり、24時間相談受付をしてくれていますよ。

 

②バムルンラード・インターナショナル病院。

日本語ももちろんOKで、日本人マネージャーが7時から20時まで常駐してくれています。

もちろんこちらも日本語を話す医師や、タイ国医師免許を持つ日本人医師がいます。

日本語の専用相談セクションもありますよ!

 

③サミティベート病院

日本人居住区に立地されているとても有名な日本人御用達の病院。日本人相談窓口も設備されていて、日本人通訳も多いです。

 

④ラーマ9世病院

日本語はもちろんOKで、常勤日本語通訳さんが8時から16時までいらっしゃいます。

 

まとめ

バンコクでも医療保険に入っていたほうが何かあったときに無難と言うことが出来るでしょう。

会社で入れる人はぜひ加入すること、そうでない人は民間の医療保険に入って、バンコクで快適に暮らせられるようにしましょう。

 

何か病気にかかっても、日本語対応可能な病院は結構あるものですね。

 

さぁこれで安心してバンコクに駐在員として赴任しましょう!

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バンコク駐妻の日誌【タイ】です。私の夫がバンコク駐在中。私も駐妻としてバンコクに在住しています。私の独自の視点からこのサイトでは駐在員の赴任手当、給料、生活などすべてが分かるように駐妻日誌を作りました。