バンコクの駐在員として現地にきて、ふと思うのは子供のこと。
日本で続けていた習い事をそのままバンコクで続けたいと思っている読者様も多いのではないでしょうか。子供が楽しみながら続けている習い事に関して、バンコクに来たから続けられなくなったという事態は避けたいですよね。
日本と比較して、バンコクにはどのような子供向けの習い事があるのでしょうか。
日本人の子供へおすすめの習い事は?
バンコク在住の日本人の子供の中で、一番のおすすめの習い事は「水泳」です。
これにはバンコク特有の理由があり、つまり駐在員が住むようなコンドミニアムには多くの場合プールがあるためです。つまり講師さえ出張で来てくれれば、ご自身の自宅のマンションで習うことが出来るからです。
また、「ダイビング」も現地在住の日本人駐在員家族には人気の習い事の一つです。
日本でライセンスを取るより確実に安くとれ、日本人オーナーが教えてくれるのが人気の秘訣です。
最近は、「サッカー」の人気も急上昇中です。
日本のJリーグプロサッカーチーム・セレッソ大阪のサッカースクールがあったり、元タイ代表のコーチがサッカーを教えてくれたりと、多くのサッカースクールがバンコクにはあります。
無料体験ができるところもありますので、ぜひともバンコクでチャレンジしてみて下さい。
水泳やサッカー以外にはどのような習い事がバンコクにあるの?
もちろん、それ以外にもバンコクにはたくさんの子供向けの習い事があります。
・語学系―英語学習教室、公文、学習塾
・音楽系―ヤマハ音楽教室(バイオリン、ピアノ、歌など)
・そろばん、書道教室、絵画教室
・運動系―バレエ、ダンス、テニススクール、ゴルフ、ダイビング、ムエタイ、バスケットボール、空手
公文はグローバルに展開していますので、日本で通われていた子供さんも通いやすいのではないでしょうか。
絵画教室に関しては、スタジオミュウ絵画造形教室というところがあり、「ひとりでチムジュムなにが悪い」の漫画家ずんこさんが教室を開かれています。
バスケットボールは「TOP FLIGHT Basketball Academy」というところがあります。
コーチは元NBA選手のアイク、早稲田大学に留学していた日本語が堪能なエリックが教えてくれます。日本語対応可能なところがいいですよね。
日本でバレエを習っていたというお子さんは、引き続きバレエを習うことができます。
「Bangkok City Ballet School」はタイ国文省認定のバレエ教室としても日本人在住者には有名で、3歳からレッスンを受けることができ、大人も通うことができるのが特徴です。お母さんも一緒にやられたらいかがでしょうか?
日本にある学習塾はバンコクにもあり、学校内容を補填するものから日本に帰って中学受験をしたり、高校受験をスムーズにできるように教えてくれる塾もあります。
特に「学習空間NOAH」はバンコクで17年間学習塾を経営しており、インター校生が生徒の4割を占めています。
それぞれの習い事の値段はいくら?
一方で、ここまでご紹介した習い事の受講料ははたしてどれくらいかかるのでしょうか。
物価高が叫ばれて久しいバンコク。もしかしたら日本より高いのかも?と不安になる読者様もいらっしゃることでしょう。
以下より主要な習い事の大体のお値段をまとめてみました。
スクール名 |
値段 |
その他値段 |
SHOOT FOOTBALL ACADEMY |
週1・・・2200B/月 週2以上・・・3500B/月 |
往復送迎200B 入会金2000B |
テニスのAPFアカデミー |
初心者クラス 2500B~/月 |
無料シャトルバスあり |
DIAスイミング |
子供上級コース3600B(月4回) 子供グループレッスン2600B(月4回) |
入会金1000B |
Baan Chang Thai(ムエタイ) |
土日のみ3000B(12レッスン) スペシャルレッスン15000B(12レッスン) Fixedレッスン6000B(10レッスン) |
入会金なし |
NAKA GOLF ACADEMY |
グループレッスン 男700B 女600B 子供450B |
|
GEOSランゲージセンター(英語学習塾) |
グループクラス450B/1回 キッズコース480B/1回 |
入会金2000B |
ペガサス学習塾 |
小1年生7000B~ 中3生9800B/週3回 |
入会金5000B システム使用料500B/月 |
公文 |
月謝小学生以下2800B 小学生以上2900B |
入会手数料535B |
1バーツ3円計算で考えると、入会金を別にして、月謝で考えれば日本円で8000円ほどが平均と言うことが出来るのではないでしょうか。
これは余談にはなりますが、タイ人の中間層以上のご家庭ですと、子供への習い事にかける情熱は日本以上だそう。小学校低学年で習い事を3~5つしているのは当たり前なんですって!
特にタイの中でもバンコクは習い事教室が多く、地元のタイ人をはじめ多国籍の生徒が集まるものから日本人だけの教室と様々です。
バンコクでの習い事はどのようなシステムになっているの?
バンコクの習い事全般の特徴の一つとして、回数券のように「〇回プランで〇バーツ」というような値段の仕組みになっていることが多いのが挙げられます。
もちろん月謝制のところもありますし、授業料と言う形で半年・一年単位で料金が掲げられているところもありますが、日本のように高額な入学金に加え、初回に大きな費用がかかることに比べたら、気軽に習い事を始めることの出来る環境が整っています。
行こうかなと思われているスクールのホームページ等をご覧になって確かめてみてくださいね。
教えてくれる先生は日本人なの?
言語の問題もありますから、欲をいえば先生は日本人の先生のほうが子供さんも大人の私たちも安心ですよね。
ゴルフのNAKA GOLF ACADEMYやヤマハ音楽教室、書道の下村書道教室などは日本人の先生が講師として常駐されているのが嬉しいです。水泳のLet’s Asiaという教室やDIAスイミング、テニスのAPFアカデミーも日本人の先生がいらっしゃいます。
一方で教室によっては欧米人のコーチが来て、英語だけでコミュニケーションを取るという教室もありますので、お子様の語学力に応じて教室を比較してみてはいかがでしょうか。
結論としては、たとえ英語ができなくても日本人スタッフがいることが多いので、心配はあまりしなくてもよいということが出来ます。
どれくらいの日本人の生徒が習っているの?
各教室にはどれくらいの日本人の子供たちがいるのでしょうか?特に小さいお子様を持つ両親にしてみれば、日本人同士の友達ができるとうれしいと思いますよね。
・テニスのAPFアカデミー 300名以上
・セレッソ大阪サッカースクール 低学年だと8~10名
・水泳のLet’s Asia およそ1000人
・GEOS ランゲージセンター およそ50名
・ペガサス学習塾 およそ40名
・学習空間NOAH 160名
・バンコクサッカースクール 550名以上
と、例えば人気のLet’s Asiaともなると1000人以上の日本人が生徒として在籍しているとういう調査結果が出ています。
一方でDIAスイミングでは、少人数制をとっており、コーチ1人につき最大10人までしか教えないようになっています。
習い事が出来るスクールはどのエリアにあるの?
バンコクの日本人居住者が多いのは、BTS(スカイトレイン)アソーク駅からエカマイ駅までの北側まで。そのうちの「プロンポンエリア」「トンローエリア」「スクンビットエリア」に習い事が集中しております。
中でも突出して一番習い事の教室が多いのは、「日本人駐在員のほとんどがここに暮らす!」と言っていいほどの「スクンビットエリア」。日本人が暮らすのにすべてが整ってしまうエリアで、日本語と少しのタイ語で生きていけるところです。バンコクのお部屋探し事情が知りたい人はタイの不動産会社ランキングを読んでください。
まとめ
バンコクにも書道教室があったり、日本人の先生が教えてくれる塾やスクールがあるなど、日本に帰った時のことを考えたらとてもうれしいことです。
日本で通っていた習い事を引き続きバンコクで体験させるのも良し、タイでしかできないタイ式ボクシングの習い事もさせるのも良し!親御さんだけでなく、子供にも素敵なバンコクライフを経験させてあげたいものですよね。